フランスの座席メーカーのサフラン社は、ソーシャルディスタンスを意識したエコノミークラスの座席を発表しました。
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座席の開発を手掛けたのは、ロンドンのユニバーサルムーブメントで、サフラン社と提携し今後サフランの販売ルートを通じて顧客に提供される予定となります。
既に同社は、昨年末にプレミアムエコノミー向けの座席で背もたれに仕切り板が収納されている『インタースペース』を発表していましたが、今回エコノミークラス向けに『インタースペースライト』を発表しています。
これは、3-3配列の座席において、中央席に仕切り板を導入することができるもので、後付けが可能なものとなっています。
画像引用:Universal Movement 1枚目:インタースペース、2枚目:インタースペースライト
利用客は、通常の1.5倍の空間を確保できるものの、エアライン側は最大搭乗人数が33%減ることになるため、LCCのようなビジネスモデルでの導入は難しいことが予想されます。また大手が導入するにしても運賃の上昇は避けられないとみられますが、取り外し可能であることから有料オプションのような形で提供すればそれを避けられる可能性があります。
このほかにもイタリアの座席メーカーのAviointeriorsが斬新なエコノミークラスを発表するなどしており、今後もソーシャルディスタンスを意識した座席開発が進むことも予想されます。
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