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キャセイパシフィック航空、香港政府主導による約5,400億円規模の資金調達計画を発表

キャセイパシフィック航空は、香港政府主導による約5400億円規模(390億香港ドル)の資金調達計画を発表しました。

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同社は、香港政府が全額出資する企業(aviation2020)に195億香港ドルの優先株を発行し、78億香港ドルのつなぎ融資受けます。また既存株主となるスワイヤーパシフィック・中国国際航空などに対し117億香港ドル規模の株主割当を行い資金を調達する計画としています。
 
この計画を発表するにあたってPatrick Healy 会長は、香港政府と既存株主に対して感謝を表明し、自社の置かれている環境について、国内線をもたず国際線に依存していることが他社に比べ深刻な状況にあるとし、現在は現金の確保に焦点を当てており、給与カット、新造機のデリバリー延期、不採算機材の早期退役などを行ったにも関わらず、旅客収入が前年比1%まで落ち込んだことを明らかにしています。
また今後はゆるやかな需要回復を予測しており、今後数年間で株主への責務を果たすとしており、長期的にみれば業界の未来は明るいままであるとしています。
 
なお今回の資本調達計画により、政府が出資する企業が6.08%を取得し、スワイヤーパシフィック・中国国際航空、カタール航空に続き第4位の株主となります。

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