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ルフトハンザグループ、ベルギー政府との交渉決裂でブリュッセル航空の倒産も選択肢か

ルフトハンザグループは、ベルギー政府との救済措置をめぐる交渉で決裂した際は、ブリュッセル航空の倒産も選択肢の一つとして検討しているとThe Brussels Timesが報じました。

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新型コロナウイルスの影響により、経営状況が悪化している同グループは、傘下エアラインの所属国政府より救済措置を受ける決定をしていますが、ブリュッセル航空に関しては、ベルギー政府と合意に至っていないのが現状です。

同グループは、ベルギー政府に対し5億ユーロの融資を求めているとされ、これまでにドイツ政府から90億ユーロ、スイス政府から10億ユーロ、オーストリア政府から8億ユーロの融資を受ける予定となっています。なおドイツ政府の融資に関しては、臨時株主総会で承認されない可能性が出てきています。

同グループの救済措置を巡っては、ライアンエアーのMichael O’Leary CEOが、ルフトハンザは危機が迫ればいつでも反射的に政府のポケットに手を入れるとし、今後の競争環境に歪みを生じさせるとして批判する発言を断続的に行っています。
画像引用:Brussels Airlines

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