カンタス航空グループは、新型コロナウイルスによる財務状況の悪化により6,000人の従業員を削減することを発表しました。
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今後同社は、業績回復へ向け3年間で150億ドル(約1.1兆円)のコスト削減し23年度以降も年間10億ドルの継続的なコスト削減を目指す計画としています。また新株発行などにより最大19億豪ドルの資金調達も行うことも発表しています。
この計画に伴い、6,000人の人員削減を行うほか、国際線用機材を中心とした最大100機の運航を今後1年間停止し、新機材として受領予定であったA321neoとB787-9の受領を延期します。なお対象はカンタス航空と傘下のジェットスターの両社が対象となります。そのほか正式にB747型機の全機退役し、A380を2023年まで砂漠で保管することが発表されています。
同グループのAlan Joyce CEOは、今後数年間大幅に収益が減少することから、短期的には小さな航空会社になり、生き残りのために今行動を起こす必要があることから、つらい人員削減という決断をする必要があるとコメントしています。なおウイルス危機直前まで、従業員を積極採用していたこともこの決断に至った一因としており、誰のせいでもなく、受け入れるのは非常に困難としています。画像引用:Qantas
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