ノックスクートは、新型コロナウイルスの影響による航空需要の減退で、取締役会で会社を清算する決定を下していましたが、正式に株主総会でも承認され会社清算が最終決定しました。
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同社の資本は、シンガポール航空の傘下のスクートが49%、タイの大手LCCノックエアが49%、ノックスクート経営陣が2%となる構成となっており、機材は全てシンガポール航空よりリースする形で運営を行っていました。今回の決定により、計7機のB777-200ERはシンガポール航空に返却する手続きがとられています。
同社は、状況は更に悪化しているとし、今後の需要回復が見込めないことから会社清算を決定しており、2014年創業以来一度も黒字化することなく消滅することになります。なお同社は、日本発着路線ではバンコク/ドンムアン~東京/成田・大阪/関西・札幌/新千歳の3路線を運航していました。
ノックスクートをはじめ、国内線を運航せず国際線を主力とするエアラインの回復が、各国の入国制限により遅れており、親会社となるシンガポール航空も厳しい状況が続いています。Photo : Nokscoot
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