パキスタン航空当局は、同国のパイロットが不正に操縦免許を取得していたとされる問題で、新たに17名のパキスタン航空のパイロットの免許を停止したことを発表しました。これによりこの問題での免許停止となったパイロットは計93名となっています。
スポンサーリンク
この問題は、昨年行われた政府の調査により262名のパイロットが、偽造免許あるいは、試験において不正(替え玉)により免許を取得した疑いがあるとされるもので、同国のフラッグキャリアであるパキスタン航空においては、現在も160名以上が調査中となっています。なお各エアラインは、対象となったパイロットへの給料の支払いを停止しています。
この一連の問題により、ヨーロッパのEASA(欧州航空安全機関)は、パキスタン籍航空機の乗り入れを一時停止としたほか、米国連邦航空局(FAA)も、パキスタン航空当局の安全評価をこれまでのカテゴリー1からカテゴリー2へ格下げし、事実上の乗り入れ禁止措置としています。
高度な技量が求められるパイロット職であることや、国を代表する企業でこのような不正が行われ、乗客の人名が危険にさらされていたことが驚きをもって世界中で報道されており、同国の虚空業界の信用は失墜しています。
参考記事:24dijital Photo : PIA
スポンサーリンク
スポンサーリンク