KLMオランダ航空は、新型コロナウイルスの影響を受け運休した路線を今後数ヶ月で徐々に再開し、10月までにほぼ全路線を再開させる計画であることを明らかにしました。
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同社の2019年8月~10月の期間においては、欧州線は92都市へ就航していましたが、今年は現在の72都市から徐々に増やし、10月までに91都市とします。また、同期間の大陸間の路線においては、69都市へ就航していましたが、今年は現在の51都市から、8月に59都市、9月~10月にかけ61都市とする計画です。なお現在の大陸間フライトの3分の1は貨物のみの輸送となっていますが、就航国の入国制限の緩和と共に旅客輸送も再開するとしています。
大陸間においては、乗り入れ制限を設けている国があることから若干回復が遅れるものの、欧州線はほぼ全路線の再開となりネットワークはほぼ新型コロナウイルス以前に回復します。しかしながら運航便数に限っては、昨年の水準を大幅に下回り以下のような数字となります。
【月/今年(昨年)運航便数】
8月 欧州10,000便(19,000便)、大陸間2,000便(3,300便)
9月 欧州13,500便(18,800便)、大陸間2,000便(3,200便)
10月 欧州11,000便(14,700便)、大陸間1,800便(2,600便)
このように便数が減ることに関して同社は、就航都市数の再開を優先したためとしており、これにより利用者は幅広い選択肢が得られたとし、次なるステップは、需要のある路線に大型機を投入することや、運航頻度を高めることだとしています。なお同社は7月28日から成田線をデイリー化することを計画しています。Photo : KLM
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