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エアバス、航空機需要の低下によりA350の生産数を更に削減

大手航空機メーカーのエアバスは、2020年4~6月期の決算を発表し想定よりも損失が膨らみ、純損益が14億3800万ユーロ(約1800億円)であったことを発表し、A350の生産数も更に削減することを発表しました。

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同社は今年4月に、航空機需要の低下により、A320を月産60機体制から40機、A330を月産3.5機から2機、A350を9.5機から6機へと減産すること発表しましたが、A350は更に減産し、月産5機とすることを発表しました。

同社は既に発表したように、2021年夏までに各国の拠点で総勢15,000の人員削減が行われる予定となっており、フランスで5,000人、ドイツで5,100人、スペインで900人、イギリスで1,700人、その他エリアで1,300人が予定されています。今後の需要予測としては、2019年の水準には早くて2023年、遅れた場合は2025年を想定していることを明らかにしており、長期戦を想定し、会社の立て直しを図る考えです。

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