エティハド航空は、一部報道にあったA380を早期退役させる計画について否定し、需要が回復次第、同機の運航を再開する計画であることを明らかにしました。
これは同社のVincent Frascogna 副社長が海外紙airways magazineのインタビューで明らかにしたもので、保有する10機全てが需要が回復次第運航を再開する事を約束するとしました。また運航再開の時期に関しては、各国の出入国制限や需要の回復状況によるとしており、具体的な時期には言及しませんでした。
また今後受領を予定しているA350-1000型機に関しても引き続き導入予定であるとし、当初年末までに受領予定であったもののスケジュールを再調整しているとしています。
今後の需要予測に関しては、各国政府の出入国制限や検疫状況に左右されることから見通せないとしながらも、北米路線に関しては年末を目安にある程度の需要が回復することを予想しているとしました。
これまでに中東大手のエミレーツ航空・カタール航空・エティハド航空が一時A380の運航を継続することについて否定的な情報がありましたが、現段階では3社とも今後も運航を継続させる見込みとなっています。Photo : Airbus