ブリティッシュエアウェイズは、新型コロナウイルの影響を受け、地上駐機措置としているB747-400型機を全てを退役させることを発表していますが、本日8月18日より退役プログラムを開始します。
本日退役となるのは、1994年から同社で運用されているワンワールド塗装のG-CIVDとなります。これまでのところ現地時間8月18日午前9時にヒースロー空港を出発し、スペインの保管先へ移動する予定とされています。
通常であれば長らく活躍した機種であるだけに、盛大な式典で送り出されるものですが、新型コロナウイルスの影響により、従来のような式典は開催できないと同社CEOが従業員向けに通達したことが明らかになっており、関係者を限定した小規模なイベントになることが予想されています。
現在ブリティッシュエアウェイズが所属するIAGグループは、各社の経営のスリム化を図っており、イベリア航空も当初のスケジュールを前倒ししてA340型機を年内に全機退役させる計画としているほか、レベルフランスを清算するなどし、新型コロナウイスによる影響の長期化に備えた対策を行っています。Photo : British Airways