投資会社のCGS-CIMBは、エアアジアグループでクアラルンプールを拠点とし同グループの長距離路線の運航を担当してるエアアジアXが清算される可能性があると指摘しています。
先日、航空機リース会社のBOCアビエーションがエアアジアXに対し、未払いのリース料2,300万ドル(約25億円)を支払うよう、英高等法院に訴えたことが公になりましたが、CGS-CIMBの見解では他リース会社も同様の訴訟を行う可能性があるとしています。そしてエアアジアXは請求額を支払うことは難しいことから、更生管財手続の申請を行い、認められなかった場合は会社清算となると指摘しています。
仮にエアアジアXが清算となった場合は、拠点とするクアラルンプール空港を運営するマレーシア・エアポートズ・ホールディングスにも多額の損失が発生することしており、マレーシアの航空業に大きな打撃与えることを指摘しています。
昨日には、エアアジアグループのエアアジアジャパンやエアアジアインディアの撤退の可能性をトニーフェルナンデスCEOが示唆しましたが、新型コロナウイルスの影響を受けエアアジアグループの規模は縮小する可能性が高まっています。参考記事:The Edge Markets 画像引用:Airasia