経営再建を目指し国有化されたアリタリア航空は、1ヵ月以内に再建計画を策定し、ブランド名変更も視野に入れていることがわかりました。
同社のFabio Lazzerini CEOが明らかにしたもので、新しいアリタリア航空がこの名前を維持することは確実ではないとし、ブランド名の変更に言及しています。
そのほか今後の方針についても述べており、一部で提案されていたLCC化などの意見を一蹴し、困難な時期にありながらもこの会社が何を目指すかを見失ってはならないとし、この会社はLCCとは全く違う構造となっており、フルサービスキャリアのポジションであるべきで、ローコスト市場への参入は自殺行為であるとしました。
また燃費効率の優れた機種への更新にも言及したほか、世界のエアラインはアライアンスにより成り立っていることから、グルーバルな世界で一人なるのは賢明な判断ではないとし、一部報道にあったアライアンスからの脱退は、検討していない事が明らかになっています。
来月には事業計画が発表される予定となっており、噂されるB787の導入などの機材選定や、今度の戦略が注目を集めます。参考記事:LASTAMPA Photo : Alitalia