ジェットスタージャパンは、新型コロナウイルスの影響を受け希望退職者を募集していると日本経済新聞が報じました。
対象はパイロット及び客室乗務員となっており、長引く新型コロナウイルスの対策として人件費の削減を行う模様です。同社は既に当初の事業計画よりも大幅に減便し、受領予定の機材も時期を延期するなどして事業計画を見直していますが、今後も正確な需要の回復が見通せない状態となっています。また第2拠点の関西空港の規模縮小も検討しているとしており、今後既存路線へ影響が出ることが予想されます。
日本航空はジェットスタージャパンに50%を出資し筆頭株主となっていますが、傘下に100%出資のジップエアも抱えており、新型コロナウイルスの長期化で今後のLCC事業への投資を見直すのかも注目となります。
昨年まではパイロット不足が嘆かれ、業界でも高水準の待遇で人材を獲得していると噂があった同社ですが、この1年で事態は急変しています。