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KLMオランダ航空、マスク拒否の乗客は陰性証明書と医師の診断者が必要に 虚偽申告を防止

KLMオランダ航空は、9月21日から機内でマスクを着用しない乗客には陰性証明書と医師による診断者が必要になることを発表しました。

同社は5月11日以降、機内でのマスク着用を義務化していますが、病気を理由に着用が困難なケースや、10歳未満の子供は着用が免除されていました。今回の変更点は病気を理由とする際に72時間以内の陰性証明書と医師の診断書が必要になる事となり、今後単純な自己申告では搭乗が拒否されることになります。

飛行機でのマスクを巡るトラブルは、先日のピーチの緊急着陸以外でも世界的に多発しており、特に欧州の一部では虚偽申告によりマスクを着用を免れるケースが疑われているのが現状です。

今回同社は明確な変更理由を明らかにしていませんが、『航空会社にとって、コロナ禍で運航することは例外的な状況下であることを意味し、乗客と乗務員の安全かつ健康を確保した運航を行うための一連の措置を必要としており、マスク着用もその取り組みの一環である』とコメントしています。

今後日本でもマスクを巡るトラブルを避けるためにも、同社のような取り決めを明確化することが急がれます。Photo : KLM

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