昨年11月に運航を開始した韓国の新LCCのフライ江原/フライカンウォンは、従業員への給料と取引先への支払いが遅れており、早くも資金難に陥っていることが明らかになりました。
同社は同国7社目のLCCとして、襄陽空港(ヤンヤン)を拠点として昨年11月から運航を開始しましたが、新型コロナウイルスの影響を受け資金難に陥っており、9月10日に支払い予定であった従業員の給料が支払われていない事が明らかになっています。また地上ハンドリングなどの取引先への支払いについても3ヵ月程遅延したことも明らかになっており、資金繰りが厳しい状況であることが推測されています。
フライ江原の関係者は、感染再拡大により資金調達の手続きが遅れているとしており、9月末までに新たな出資者を募るなどして資金を調達するとコメントしたとされています。
なお現時点では売りに出されていないものの、同社の買収に興味を示す複数の企業があるとされており、新たなLCC再編の動きがあります。当初の計画では、日本への乗り入れを表明していましたが、実現するかは不透明な状況となっています。参考記事:MBN Photo : Fly Gangwon