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香港航空、客室乗務員に2ヶ月の交代制を導入し人件費を削減へ 社員にアルバイトを認める方針

香港航空は、11月1日より客室乗務員を2ヶ月交代で勤務させ人件費を削減し、社員にアルバイトを認める方針であることがわかりました。

今回同社が取り入れる予定である制度は、2020年11月1日~2021年2月28日までの4ヶ月の期間において、客室乗務員を2グループに分け、2ヶ月交代で勤務させるものとなります。この期間中は4ヶ月分の給料は支給されますが、約30%の減給支給となり、社員に対しアルバイトの就労も認めます。

同社は当面10機以下で運用する見込みであることから、人員が余剰状態となっており、国際線の本格的再開が見込めないことからこのような制度を導入するものとみられます。なおこの制度への参加は、あくまで自主的なものとなっていますが、現況を打開できるように協力することを会社側は求めています。

同じく香港をベースとするスワイヤーグループのキャセイパシフィック航空は、近く人員削減を行うものとみられており、国内線を運航できない地域特性が、香港をベースとするエアラインの回復をより遅くさせている現状があります。
参考記事:香港01 Photo : Airbus

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