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韓国の新LCCとなるエアプレミア・エアロKが倒産の危機か 就航できず資金が底をつく可能性

韓国の新LCCで就航を目指しているエアプレミアとエアロKが韓国当局よりAOC(航空運送事業許可)が長期に渡り発給されず、今後資金が底をつく可能性が出てきました。

 

エアロKは先行して就航したフライ江原/フライカンウォンと同時期となる昨年10月に申請したものの未だに発給されず現在11ヶ月待ち、エアプレミアも今年2月に申請したものの発給されていない状況が続き現在7ヶ月待ちとなっています。通常では約半年で発給されるのことから、エアロKに関しては極めて長期間待っている状況となります。

今回の発給遅れは、新型コロナウイルスの影響を受けたものとみられいますが、当局は審査に時間を要しているとしています。この発給遅れにより、営業収入が得られないほか、就航時期が遅れることにより人件費等が垂れ流しとなっている状況で、政府からの雇用維持支援金も対象外であることから近く資金が底を尽きるとの指摘があります。

このような状況の背景には、新型コロナウイルス以前から乱立するLCC市場において、新たに3社もの事業者に事業許可を与えた当局に対しても批判があったことや、コロナ禍で無闇に航空会社を支援すべきでないとの現在の意見を汲んでいるとの指摘もあります。

現在両社は資金の拡充に向けて動いているものとみられていますが、長引く新型コロナウイルスの影響で予定通り資金を確保できるかは不透明な状況です。また、同じく新LCCで既に就航したフライ江原は給料の支払いが遅れるなど厳しい状況に陥っているほか、既存LCCのイースター航空をはじめ各社経営状況が思わしくないことから、連鎖倒産の可能性を指摘する地元メディアもあります。

現在のところジンエアー、ティーウェイ航空、チェジュ航空に対して雇用維持支援金が支給されていますが、これも11月に期限が切れる予定であることから、韓国の航空業界では今後大規模な人員削減が行われる可能性が高まっています。参考記事:hankyung Photo : Air Premia

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