ユナイテッド航空は、2021年初めにもジョン・Fケネディ空港(以下JFK空港)へ再乗り入れすることを計画しているとCNBCが報じました。
同社は、現在ニューアーク・リバティー国際空港をニューヨークの拠点空港として運用していますが、2015年10月のJFK空港撤退から約5年振りに同空港に乗り入れることを計画しているようです。
現在のところ計画している路線等は明らかになっていませんが、同社のScott Kirby CEOは2017年にJFK空港から撤退した判断は間違いであったと発言しており、JFKへの再乗り入れを模索していたものと推測されます。同社はニューアーク空港に完全移転後は、再三にわたりJFK空港に劣らない利便性をアピールしていましたが、市場の認識であるJFK空港が優位な空港であるとい認識を覆せないと判断した可能性もあります。
またアメリカン航空とJFK空港を拠点とするジェットブルーが提携を開始するなど、ニューヨークの市場を取り巻く環境も変化しており、これに対応したものとも考えられます。
しかしながら、拠点自体を完全に移転するのは不可能であることから、今後どのような戦略でJFK路線を再開させるのか注目となります。Photo : United Airlines