米運輸省(DOT)は、エミレーツ航空に対して40万ドル(約4,200万円)の罰金を科したことがわかりました。
これは昨年6月、アメリカ軍の無人機がイランの地対空ミサイルにより撃墜されたことで両国間の軍事的緊張が高まり、DOTが自国のエアラインに対してNOTAMを通じて、イラン領空の飛行を回避するよう命令したものが原因となっています。
同社はアラブ首長国連邦のエアラインであることから対象でないと考えられますが、当時同社はイラン領空を飛行した便においてジェットブルーとコードシェアを行っていたことから、実際は命令対象となっており今回の罰金が適用されています。実際に誤りに気付きコードシェア便を取り止めましたが、2019年7月1日から7月19日まで違反状態にあったことが確認されています。
この制裁に関してエミレーツ側は、不注意による違反は制裁に値するものではないと考えていますが、問題を解決するために和解に同意したとしています。Photo : Airbus