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エアアジアジャパン、事業廃止について声明を発表 『事業を継続することは極めて困難』

エアアジアジャパンは、事業を廃止することを決定し、国土交通省に対し、本年12月5日をもって全路線を廃止する旨の届出を行ったことを発表しました。

今回の発表に際し同社は以下のような声明を発表しています。

当社は、2014年7月の設立以降、中部国際空港を起点として、国内航空運送事業及び国際航空運送事業を実施してまいりました。しかしながら、今般の新型コロナウィルスにより、世界経済に重大かつ長期的な影響が生じ、また、各国での出入国規制強化や旅客需要の減退により減便や運休が発生していることによって、当社の事業運営に大きな困難が生じております。これまで継続的かつ広範な経費削減などの経営努力を続けてまいりましたが、網羅的な事業の見直しを重ねた結果、新型コロナウィルスの終息時期の見通しが不透明な状況において事業を継続することは極めて困難であると判断し、事業を廃止するという苦渋の決定をいたしました。

これまで当社のサービス・商品をご利用いただいた皆様その他当社の事業をご支援いただいた数多くの方々に、心より感謝と御礼を申し上げます。

今後は、航空法その他の法令に従い、事業の廃止に向けて諸手続を進めてまいります。事業の廃止に伴う当社の債権債務関係や契約関係の処理に関しましては適時にご関係各社にご連絡を差し上げます。

引用:AirAsia Japan

上記の通り12月5日付けでの全路線廃止の予定ですが、12月5日まで運休する見通しとなっており、エアアジアジャパンの運航便は全て終了したことになります。なお既に運休が決定している10月24日以降のスケジュールは後日正式に発表される予定です。

また、エアアジア・グループ関連会社(エアアジアX、タイ・エアアジアX、タイ・エアアジア、エアアジア・フィリピン)の日本路線への影響はないとしており、今後出入国規制が緩和され次第、再開する予定であると案内しています。

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