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ブリティッシュエアウェイズの最後の2機となったB747が本日ヒースローを出発 最後はデュアルテイクオフを実施

ブリティッシュエアウェイズは、新型コロナウイルスの影響を受け保有しているB747-400型機の即時退役を決定し、現在退役プログラムを進めていますが、最後の2機が本日10月8日にヒースロー空港から出発します。

最後の2機となったのは、『G-CIVB』と『G-CIVY 』になり、現地時間10月8日08:30(日本時間同日16:30)にヒースロー空港からデュアルテイクオフを実施し、『G-CIVY』は離陸後同空港上空をフライパスし、ヒースロー空港に別れを告げる予定となっています。※天候次第で離陸方法を変更する可能性があるとしています。

通常ヒースロー空港では、2本ある滑走路のうち1本を離陸専用、もう1本を着陸専用として運用していることから、極めて珍しい光景となります。なおこの光景はブリティッシュエアウェイズのfacebookでライブ中継される予定となっています。

同社は、新型コロナウイルの影響を受けるまで計31機の同機を運用していましたが、航空需要の減退により運航停止措置とし、一部機材は退役を進めていました。当初の計画では、2024年までに段階的に退役させる計画としていましたが、不採算機材となったことから、やむを得ずスケジュールを前倒しし、即時全機退役とします。



Photo : British Airways

同社の最初のB747は、同社の前身であるBOACに1970年に納入されたことから、約50年にわたり同機を運航した歴史あるエアラインでしたが今年でその歴史に幕を閉じることになります。ライブ中継はこちら

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