三菱重工は、スペースジェットの事業凍結報道を巡りコメントを発表しました。
同社はスペースジェット事業については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響も踏まえ、引き続き開発スケジュールの精査を行うとともに、取り巻く厳しい状況を考慮した適正な規模の予算で開発を推進しているとし、こうした中で様々な可能性を検討していることは事実だが開発の凍結を決定した事実はないとコメントしています。
またスペースジェット事業も含めた、グループの次期事業計画については、10月30日に公表予定の2020年度第2四半期決算とあわせて発表するとしています。
NHKの報道によれば、機体の安全性を証明する「型式証明」の取得に向けた作業は続けるとしていますが、開発費・人件費を大幅に削減することから、開発は事実上の凍結状態となる予定とされています。Photo : Mitsubishi Aircraft