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エミレーツ航空、世界初の新型コロナウイルスワクチン専用のエアサイドカーゴハブを設立することを発表

エミレーツ航空の貨物部門となるエミレーツ・スカイカーゴは、ドバイに世界初のCOVID-19ワクチン専用のエアサイドカーゴハブを設立することを発表しました。

このハブを利用することで、世界各地の製造拠点からワクチンをドバイに集約し、世界各地へ適切に保管したのちに迅速かつ効率的に輸送を行うことができるとしています。

同社のSheikh Ahmed bin Saeed Al Maktoum会長は、『ドバイは、COVID-19ワクチンの流通ハブとしての役割を果たすには十分な位置にあります。ドバイは、世界の人口の3分の2以上を占める市場を半径8時間以内の空路で結ぶインフラと物流網、地理的な位置を有しています。COVID-19ワクチン専用のエアサイドハブを設立することは、世界中の人々の生活にポジティブな影響を与えるための重要なプロジェクトになります。』とコメントを発表しています。

同社は今後世界的に輸送が開始される新型コロナウイルワクチンの輸送においてリーダーシップを取りたい考えで、旅客需要が減退したことから貨物需要に注力する考えとみられます。Photo : Emirates

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