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カンタス航空、2021年10月末までの米英線の予約受付を停止 ウイルス問題の長期化を視野

カンタス航空は、2021年10月末までのアメリカ・イギリス線の予約受付を停止したことがわかりました。

今回のスケジュールのアップデートにより、予約の受付を停止したのはアメリカ線とイギリス線となり、その他日本を含むアジア路線は2021年夏スケジュール以降で予約の受付を継続しています。

現地メディアによれば、日本、ニュージーランド、シンガポール、香港、フィジー、ニューカレドニアに関しては今後トラベルバブルの可能性を考慮して予約の受付を継続しているとみており、新型コロナウイスの感染拡大が深刻な米英線は、除外したとみられるとしています。

今年8月時点でカンタス航空のAlan Joyce CEOは、2021年7月までニュージーランド線を除き国際線の運航を停止する見込みであることを明らかにしたほか、先月にはオーストラリアのJosh Frydenberg 財務大臣が2021年後期まで国境閉鎖措置を継続する見通しを明らかにしています。

オーストラリア政府は、他国に比べ国際線の往来に関して非常に慎重姿勢であることから、国際線が正常化するのは早くとも来年後半になるとみられます。今後は徐々にトラベルバブルの合意国を増やすものとみられますが、正常化への道のりは非常に長いものとなり、ワクチンの供給が遅れることなどを考慮すると更なる長期化も視野に入ってきます。
Photo : Sydney Airport

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