機材 航空ニュース 貨物

カーゴルックス、B747Fの後続機にB777-300ERSF(ビッグツイン)を検討

カーゴルックス航空のRichard Forson CEOは、現在保有するB747の後続機としてB777-300ERSF(ビッグツイン)を候補の一つとして検討していることを明らかにしました。※SF:スペシャルフレイター

同社CEOはB777-300ERSFに注目していることを明らかにし、ボーイング、エアバスの両社が貨物専用機の新型機の構想も明らかにしていないことも理由の一つとしています。また現在の方針としては、B747型機を可能な限り保有するとしていますが、最終的にはツインジェット機を導入することになり、2機種の運用により運用効率は下がるだろうとコメントしています。なお同社は現在B747-8F×14機、B747-400F×11機、B747-400ERF×5機を保有しています。



Photo : GECAS

B777-300ERSFは、GEグループのGECASとイスラエル航空宇宙産業(IAI)が共同で旅客型B777-300ERを貨物機に改修するプログラムで誕生した機種となり、2022年に生産が終了するB747型機の後続機として役割を担うことが想定されています。現在のところ同機はB777Fに比べ20トン多く貨物を搭載でき、燃費効率もB747に比べ21%改善する仕様となっています。なお市場への投入は2022年後半を予定しており、IAIは2030年までに150機以上を受注するとの予測を発表しています。

カーゴルックス、特別塗装となるマスク姿のB747-8F型機を公開

ボーイング、B747の生産を2022年に終了することを発表 B777Xも納期遅延へ

ハイフライ航空が、世界初となるA380の貨物機仕様への改修を終えたことを発表【画像あり】