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ライアンエアーCEO『空港でのウイルス検査は完全に時間の無駄』

欧州大手LCCのライアンエアーのMichael O’Leary CEOは、欧州各社が導入をはじめている出発前の空港でのウイルス検査に関して、時間の無駄であるとの見解を明らかにしました。

現在ルフトハンザグループをはじめ欧州各社は、空港での出発前検査の拡充に力を入れていますが、同CEOはこれに否定的な立場を示し、『時間がかかりすぎる。検査で陽性を示した場合、その人はターミナルの真ん中で何をするのか?利用者は空港に来る以前にウイルス検査を受けて陰性結果を得て来るべきである』との見解を示し、今後も導入しないことを示唆しています。

しかしながら業界は、出発前検査の拡充に舵を切っており、国際線が回復に向かう今後数年は、出国と出発前検査はセットになるものと考えられています。なお同CEOは依然として、2021年夏にはウイルス以前の需要の75~80%の需要まで回復するとの強気の姿勢を示しており、同社とホテルが割引価格を提供することで、早期回復は可能としており、『一部レガシーキャリアから、2035年まで以前の需要には回復しないとのくだらないニュースをを耳にするが、2021年から2022年には回復する』と自信を示しています。

現に多くのアナリストは、FSCよりも先にLCCが回復するとの予測を出しており、日本でもANAが新LCCの立ち上げを準備するなど業界の照準は観光客に推移しているものと考えられています。

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