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ユナイテッド航空、ファイザー開発の新型コロナウイルスワクチンの輸送を開始した模様

ユナイテッド航空は、米製薬大手ファイザーが開発し、今月20日に米国食品医薬品局(FDA)に承認申請を求めた新型コロナウイルスワクチンの輸送を開始した模様であることがわかりました。

ファイザーは、ミシガン州カラマズーとベルギーのプールスにある製造施設で同ワクチンを開発しており、今後これらの施設から全米各地や世界各国へ輸送されることになります。

今回報道にあった輸送開始は、同局や他国の承認を見越し、効率的に輸送ができるようにするものとなり、まずはブリュッセル空港とシカゴオヘア空港の間でチャーター便の運航を行っている模様です。また同社のワクチンは低温(-70℃)での輸送が必要になることから、スーツケースサイズの冷凍貯蔵庫が使用され、通常の航空輸送で許可される5倍のドライアイス(15,000ポンド)の搭載が当局より許可されている模様です。

今後はユナイテッド航空に限らず、多くのエアラインが輸送に参加する予定となっていますが、現状の打開策となるワクチンには多くの期待がかかるのと同時に、輸送の難易度が高いと指摘される同ワクチンを輸送を担当する各エアラインには、期待がかかります。参考記事:FOX Photo : United Airlines

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