ベトナムのベトジェットエアとバンブーエアウェイズは、ベトナム政府に対し財務支援を要請しました。
先日ベトナム政府は、ベトナム航空を支援するための特別支援措置を国会で可決しており、支援内容はベトナム中央銀行が優遇金利で4兆ドン(約180億円)を融資するほか、ベトナム航空が株主割当増資を行ない、資本金を8兆ドン(約360億円)増資するものとなり、総額540億円の資金を確保するものとなっています。
ベトジェットエアのHo Ngoc Yen Phuong副社長は、ベトナムが国際線の運航を再開した暁には、既に財務支援を受けている中国やタイなどの外航と激しい競争になるとし、今後を見据え政府による優遇金利での融資といった支援の必要性を訴えています。
またバンブーエアウェイズ側もベトナム航空やベトジェットエアに比べ規模は小さいが、パンデミックにより甚大な被害を受けているとして、同じく支援の必要性を訴えています。
ベトナムは、国内で感染を封じ込めているにも関わらず、国際線が影響を受けたことで、国内線の収益だけではカバーしきれず、各社財務状況は厳しいものとなっていますが、直近の運転資金は確保している模様です。参考記事:Saigon Times Photo: Vietjet Air