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ボーイング、当初の計画を変更して2021年はB787を更に減産へ

ボーイングは当初の計画を変更して、2021年はB787を更に減産体制とすることがわかりました。

これはGreg Smith CFOが昨日4日に明らかにしたもので、2021年は当初計画していた月産6機から月産5機の体制に変更します。なお同機は9月に発覚した構造上の欠陥の検査をしていることから、納入に遅れが生じており、先月は主力ワイドボディの納入無しとなっています。

また今年の国際旅客輸送量が、前年比90%減少していることがワイドボディ機市場に影響を与えているとしており、既に発表済みのように、同社は今後ワイドボディ機の大幅な減産を中心に以下の生産体制を予定しています。

◆B787 ◇2021年の合計月産数を5機に変更(通常時約14機)
◆B777/B777X ◇2021年の合計月産数を2機に変更(通常時約月産5機)
◆B737MAX 緩やかに回復させ、2022年初頭までに月産31機予定(通常時52機)
◆B767/B747には影響なし、但し2022年にB747の生産を終了

B787の製造には、日本企業が大きく関わっていることから、減産による影響は必至となります。
参考記事:CNBC Photo : Boeing

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