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台湾のチャイナエアライン、機体に描く新デザインを近く発表へ【脱チャイナ塗装】

台湾のチャイナエアライン/中華航空は、中国との混合を避ける事を目的として、機体に描く新デザインを近く発表する計画であることが明らかになりました。

これまで機体前方に大きく描かれていた『CHINA AIRLINES』は、機体後方に場所を移すと共に、大きさは縮小して表記されます。そしてこれまで『CHINA AIRLINES』が描かれていた場所には、台湾をイメージしたものが描かれるといったことが明らかになっており、同社は近く新デザインを発表するものみられています。

先日同社が初めて受領したシアトルからフェリーされた貨物専用機のB777Fは、既に『CHINA AIRLINES』の文字は後方に移されており、あとは新デザインを描くのみの状態となっています。

これまでチャイナエアラインは、中国国際航空/エアチャイナとの紛らわしいさや、欧米から同じ中国として見なされることがあったことから、一部ではブランド変更を求める声がありましたが、新型コロナウイルスの影響で、台湾の人が中国人と間違えられ差別されるような事案も発生したことから、急速に名称変更を求める動きが加速しました。これを受け台湾議会は、7月にブランド名を変更する計画を可決したことから、今回の新塗装が計画されています。

既にパスポートもデザインを変更して台湾を強調したものとなっており、今後台湾の脱チャイナが進みます。なお政治的な問題などから『CHINA AIRLINES』の文字は引き続き残るものとみられています。
参考記事:聯合新聞網 Photo : TTV

台湾議会がチャイナエアラインのブランド名を変更する計画を可決

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