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エミレーツ航空、116機目のA380を受領 デリバリーには食用油から製造されたSAFとの混合燃料を使用

エミレーツ航空は、116機目「MSN A6-EVL」のA380を受領し5日早朝にドバイに到着したことを発表しました。

このデリバリーフライトでは、ジェット燃料とSAF(持続可能な航空燃料:使用済みの食用油から製造)の混合燃料を使用したことが発表されており、同社がA380にSAFを使用したのは今回が初めてとなります。またドバイ空港において乗務員輸送バスの3分の1はバイオ燃料を使用しているとし、環境への取り組みを強化しているとしています。


Photo : Emirates

また今回の受領に際し、TIm Clark CEOは以下のようなコメントを発表しています。
『A380はエミレーツ航空のサクセスストーリーであり、スロットが限られた空港や幹線路線でお客様の需要に効率的に対応し、長距離のハブ運航をサポートするのに役立っています。重要なことは、この航空機の空間と技術により、機内に新しいコンセプトを導入することができ、これまでのフライト体験をより良いものに変えました。今後数ヶ月のうちにA380に搭載される予定のプレミアムエコノミーの導入を楽しみにしています。A380は今後10年間、当社のフラッグシップ機であり続け、旅行需要の回復に合わせて、より多くの路線に再導入していきます。』

既報の通り、同社は中東のエアラインで初となるプレミアムエコノミーを導入することが決定していますが、年内に受領を予定するA380の残りの2機の内1機がこれを搭載します。またA380は、2021年に生産を終了する予定となっていますが、デリバリーは2022年にまでずれ込む見通しで、最終機のデリバリーは、2022年5月になると航空ジャーナリストのAndreas Spaeth 氏は明らかにしています。なおエアバスのA380の納入は全てエミレーツ航空向けとなり、残るは計7機となります。

参考までに現在同社は、A380型機をカイロ、アンマン、パリ、ロンドン、広州、マンチェスター、モスクワ線に投入している。

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