香港航空は、新型コロナウイルの長期化により客室乗務員250名を解雇したことがわかりました。
これは同社の内部向けのメールから明らかになったもので、旅客便の再開が遅れ多くの航空機が地上駐機している状況を鑑み、今後の客室乗務員の必要数を再考することを余儀なくされたとし、その結果恒久的に人員を削減するという非常に難しい決断を下したとしています。
新型コロナウイルス以前まで約1,500名在籍していたとみられる客室乗務員は、現在1,000人規模まで減少しているとみられており、ウイルス問題の長期化により規模を縮小せざるを得ない状況となっています。
香港をベースとするエアラインは、国内線の運航を持たないことから海外他社よりも回復が遅れ深刻な打撃を受けており、期待されたシンガポールとのトラベルバブルも感染状況の悪化から延期されることが決まり、回復の糸口を掴めない状態となっています。参考記事:Xinhuanet Photo : Airbus