大韓航空は、先日日本政府が正式にイギリスのアストラゼネカと契約した1億2千万回分の新型コロナウイルスワクチンAZD1222の原料となる物質を、12月16日に日本に向けて輸送する計画であることがわかりました。
この原料は、マイナス60℃以下で管理される特別な容器で輸送され、ドライアイス・コンテナ重量を含む約800kgのワクチンの原料を、最終目的地となるKMバイオロジクスの生産拠点に向け輸送します。
このワクチンは、KMバイオロジクスがアストラゼネカから原液の提供を受けて製剤化(バイアル充填・包装)した後、Meiji Seika ファルマが保管・配送を行い、両社がアストラゼネカ社と協力して国内流通に必要な準備を行う予定となっています。
Photo : Korean Air
大韓航空は今年9月から新型コロナウイルス輸送タスクフォースチームを編成し、ワクチン保管温度の確認、輸送時に必要な機器の確保と分析、発着地のスペース確保や整備点検、安全輸送とセキュリティの強化、スタッフの教育などを行い、極低温冷凍輸送に備えており、今月8日には、KE925便ソウル発アムステルダム行きの航空機で新型コロナウイルスワクチンの原料約800Kgを輸送した実績を持ちます。
なお同社は、昨年6月に国際航空運送協会(IATA)より医薬品の航空輸送の専門知識と優秀性を証明する「CEIV Pharma」認証を取得しています。参考記事:청년일보