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ハイフライ航空、A380をリース元に返却 最後に航跡でハートを描いてポルトガルを後にする

ハイフライ航空は、約2年半のA380の運用を終え、保有していた『9H-MIP』をリース元に返却しました。

同社は、2020年12月15日にA380の運用を終えたことを発表し、12月17日にベジャからリース元へ返却するための最後のフライト予定していることを発表し、予定通りフライトが行われ、約2年半の同機の歴史に終止符を打ちました。


Photo : Hi Flt

最後のフライトでは、一度大西洋に向かう通常とは異なるルートで飛行し、洋上で約30分かけ航跡でハートを描き、別れを告げ、目的地のトゥールーズに向かいました。


Photo : Flightrader24

同社は中古のA380を運用する唯一のエアラインで、一時は追加の中古のA380を導入する計画もありましたが、新型コロナウイルスの影響を受け、追加導入の計画が白紙になっただけでなく、最終的には保有するA380も手放すという結果となってしまいました。

これまでにエールフランス航空がA380の即時退役を決定したほか、その他オペレーターも長期保管し退役を検討していることが伝えられいる状態となっており、世界的にA380の退役が進むことが予想されています。また中古市場での需要が著しく低いことから、今後今回退役した『9H-MIP』を含め再販できる見通しはたっていないのが現状となります。

ハイフライ航空、A380の運用を終了したことを発表 明日17日にリース元に返却へ

ハイフライ航空が、世界初となるA380の貨物機仕様への改修を終えたことを発表【画像あり】

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