関西エアポートは、2025年の大阪万博において海外からの玄関口となる関西国際空港について開催までに第1ターミナルのリノベーションを行うとしていましたが、この工費の半分を国が支援すること決まりました。
新型コロナウイルスの影響により、インバウンド旅客で経営の好調を維持していた関西国際空港の運営にも影響が出ている状況であることから、関係自治体や経済界で議論する「関西3空港懇談会」にて、関西国際空港の第1ターミナルの改修において、政府に財政支援を要望する決議を行っていましたが、これが実現した形となります。
政府は、財政投融資を活用した支援により2000億円を低金利で貸し出し、事業費の一部を負担する新関西国際空港株式会社を通じ、空港機能強化の取組を推進し、改修費約700億円の約半額を支援します。
これにより国際線取扱能力1,200⇒3,000万人/年、国際線出発エリア面積+60%、保安検査場4,500⇒6,000人/時となる大掛かりな工事が2025年大阪・関西万博に向け、着実に行わる見通しとなります。
参考資料:財務省 Photo : 関西エアポート