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サウスウエスト航空、B737MAXの運航再開に向けCEOが試験飛行に搭乗し安全性をアピール

B737MAXの最大のオペレーターであるサウスウエスト航空は、B737MAXの商用路線への投入に向けた試験飛行において、同社CEOが実際に搭乗し安全性をアピールしました。

2度の墜落事故の影響により、約20ヵ月間運航停止措置となったB737MAXですが、ソフトウェアの改修などを経て、同機の運航停止措置が解除され運航が可能になったことから、サウスウエスト航空も同機を商用路線へ再投入するための準備に取り掛かっています。

現在のところアメリカのエアラインでは、アメリカン航空が12月29日に運航を再開させるほか、ユナイテッド航空は2021年2月11日からの運航再開を予定していますが、同機の最大のオペレーターであるサウスウエスト航空は、運航再開を急がず、何百もの試験フライトを実施した後の2021年第2四半期を目途に再投入する考えを示してます。



Photo:Gary Kelly 

今回Gary Kelly CEOは試験飛行に搭乗した際の写真を公開しており、同機の安全性を示すと共に、以下のようなコメントを発表しています。『私はB737MAXの試験飛行に搭乗する機会を得ましたが、これは2021年にお客様を再びMAXにお迎えするまでに行われる何百もの飛行の一つです。今日のフライトは、同機の安全性を再確認させてくれるものでした。私にとってお客様と従業員の安全ほど重要なものはありません。これまで同機を復帰させるために必要なソフトウェアやトレーニングのアップデートを実施するために懸命に取り組んできたチームを誇りに思います』とコメントを発表しています。

同社は、B737MAX8を合計250機、B737MAX7を30機保有する計画で、同シリーズ機を主力機とする計画であることから、安全性を訴え市場の反応を見ながら、慎重に同機の運航再開を進める考えとみられています。

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