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イギリスから帰国の国際線パイロットが新型コロナ変異種に感染

イギリスで感染が拡大し、従来型よりも感染力が高いとされる新型コロナウイルスの変異種に、イギリスから帰国した30代の国際線パイロットとその家族が感染していたことがわかりました。

都内在住の同男性パイロットは、2020年12月16日にイギリスから帰国し、21日に咳、頭痛(軽症)などの症状により医療機関を受診し、変異種の陽性となり24日から都内の医療機関に入院しています。帰国後に不特定多数との接触はありませんが、同パイロットの家族である20代女性が23日に咳、頭痛、全身倦怠感(軽症)を覚え、医療機関受診し、同じく変異種の陽性となり、24日から都内の医療機関に入院しています。

この女性は、イギリスの滞在歴がないことから、男性パイロットから感染したものとみられており、変異種の国内での人から人への感染は初めてとなります。※この女性も不特定多数との接触はなし

現在パイロットは、空港での検疫が対象外となっていることから、水際で封じることができず国内に持ち込まれたとみられ、今後何らかの対策を求める声が強くなることが予想されます。なお最近の事例では、従来形の新型コロナウイルスになりますが、エバー航空のパイロットが隔離措置の特例により空港検疫をすり抜け、台湾域内に持ち込んだケースが報告されています。Photo : Airbus

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