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エバー航空、3月以降に計8名の乗員を新型コロナ対策規定違反で解雇処分にした事を発表

先日、エバー航空のパイロットの規定違反による行動により、台湾で市中感染が確認されたことを受け、同社は3月以降に計8名の乗員を規定違反で解雇した事を発表しました。

これまでに解雇されたのは、パイロット4名と客室乗務員4名となり、先日のニュージーランド人機長の問題以降に、週刊誌が2名のパイロットの規定違反を報じたことにより、新たに1名の台湾人パイロットも解雇となり、残りの1名は現在も調査中となっています。

なおこれまでの解雇人数をエバー航空が明らかにしたのは、同社が新型コロナウイルスの感染防止のために厳しい態度で対処していることをアピールする狙いもあるとみられ、社内規定においても修正を施し、コックピットでは2人以上同時に飲食しない、ステイ先での食事の受け取りの際は、マスク・ゴーグル・手袋を着用することを義務化するなどより厳しいものに変更されています。

また台湾当局は、検疫をすり抜け、パイロットが台湾域内にウイルス持ち込んでしまった事例を踏まえ、パイロットと客室乗務員の自主隔離期間を7日間に拡大し、陰性証明書の提出も必要とする水際対策を発表しています。
参考記事:大紀元 Photo:EVA AIR

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