新型コロナウイルスの影響を受け、エールフランス航空はA380の即時退役を決めたエアラインとなりましたが、これまで活躍していた同社のA380が解体される映像が入ってきました。
映像で確認できるのは、2009年に製造され、2010年2月にエールフランス航空にデリバリーされた『F-HPJB 』となり、東京/成田~パリ線にも投入されていた機体となります。同機は最後のフライトとして2020年2月20日にドレスデンからアイルランドのノックにフェリーされ、暫く保管されていましたが、現在は解体されています。
機齢は、約10年となり他機種に比べる早すぎる退役であり解体となります。A380は既に生産中止が決定しているほか、中古市場も存在しないと言われている程、オペレーターとっては不採算機材として不人気な機種であることも影響して、早すぎる解体に至っています。
2020年はA380にとって最悪の年であったことは間違いなく、今後も全機退役を検討しているとも伝えられるカタール航空・エティハド航空・カンタス航空・ルフトハンザドイツ航空の決定次第で、このような映像が増える可能性があります。Photo : KC Videos