エアアジアXは、昨年11月にイギリスの裁判所命令で、未払いのリース料金をBOCアビエーションに支払うよう命じられましたが、現在この判決の無効化に向けた動きを見せています。
昨年11月、イギリスの裁判所は、エアアジアXに対して、4機の機材に関連して約2,340万ドルの未払いリース料と75,000ポンド(99,900ドル)の請求費用を支払うよう略式判決を出し、その後BOCアビエーションは、海外判決を登記するためにマレーシアのマラヤ高等裁判所に申請を行いました。
そして今回明らかになったのは、エアアジアXが同裁判所に判決を無効化を求める申請を行ったものとなり、今後公聴会の開催が予定されており、どのように決着となるのか注目されます。
現在もエアアジアXは運航再開を目指すとしていますが、同社が国内線を運航していないことや、同社の主戦場となる中長距離国際線の再開の目途がたっていないことから、同社の事業存続には、懐疑的な意見があるのが現状となります。
参考記事:The Edge Markets