既報の通り、アマゾンエアはデルタ航空からB767-300型機を計7機購入した模様であることをお伝えしましたが、ウエストジェットからも計4機のB767-300型機を購入したことを正式発表しました。
これまで同社は、リース機により事業を拡大してきましたが、初の自社保有の機体となる事も注目に値します。同社のSarah Rhoads副社長は『リース機と自社機の両方を混在させることで、より適切にオペレーション管理が可能となり、その結果、顧客との契約を確実に守ることが可能となります。』とコメントしています。
今回の保有機材の拡大は、パンデミックによる貨物需要の拡大が大きな要因としており、今後も増機する予定で2022年末までに、リースと自社保有で計85機以上の体制にまで拡大させる計画としています。
なお現在のアマゾンエアのB767は、アトラス航空とエアトランスポートインターナショナルが運航を担当していますが、新たに購入した機材については、運航事業者は明らかにされていません。また今後も自社による運航は予定していないことも明らかにしています。
既にウエストジェットからの4機は、貨物機への改修に着手しており、年内に運航を開始する予定となり、デルタ航空からの7機は2022年までに改修を終えて運航を開始する予定となります。
右肩上がりとなる自社の貨物需要を背景に、今後も同社の貨物市場での存在感は増していくことが予想されます。Photo : Amazon Air