オーストラリアのMichael McCormack 副首相は、カンタス航空が2021年7月からの国際線の予約の受付を再開したのに際し『国際線の再開時期は、オーストラリア政府が決定する』として不快感を示しました。
カンタス航空は、これまで予約の受付を停止していた日本線の東京/羽田~シドニー・メルボルン線を含めた全方面での予約の受付を再開したことから、同時期にオーストラリアにおいて国際線の運航が解禁されるとの見方がされましたが、同副首相は、『海外からの到着客がオーストラリア人にリスクをもたらさない場合のみに再開し、国際線の再開時期は、オーストラリア政府が決定する』として現時点で見通しがたっていないと共に、カンタス航空に対し不快感を示しました。
これに対しカンタス航空は、地元メディアに対し予約の受付を再開した経緯について『海外旅行が2021年7月から再開されるという期待を反映して、国際線の販売を調整しました』とコメントしており、仮に運航ができなかった際は、これまで同様に予約の変更や払い戻しで対応するとしています。
なおオーストラリア政府は、3月からワクチンの接種を開始し、10月にも全国民に対して接種を終える計画とし、ファイザー・アストラゼネカ・ノババックスからワクチン供給を受ける予定となっています。
参考記事:7news Photo : Qantas