ベトナムの主要空港として2025年に開港予定のロンタイン国際空港の工事が開始され、グエン・スアン・フック首相も参加し2021年1月6日に着工式を行いました。
ロンタイン国際空港は、ベトナムの航空需要が急伸していることや、インフラ整備が追い付かず混雑している事を理由に、抜本的な混雑緩和を目指す対策として、ホーチミン郊外のドンナイ省ロンタイン郡に建設するもので、今後ベトナムを代表する国際玄関口となる予定です。
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具体的には、2025年に同空港が開港すると、現在のホーチミン・タンソンニャット空港は国内線専用となり、ロンタイン国際空港に国際線は集約され、8割が国際線、2割が国内線として運用する見通しですが、各エアラインの具体的な移転スケジュールは決まっておりません。。
また空港機能においては、2025年までを予定する第1期の工事では、年間旅客処理能力2500万人のターミナルと全長4000m・幅75mの滑走路1本での運用となりますが、将来的には滑走路4本と4つのターミナルを整備する計画となり、2030年代には競争力のあるハブ機能を備えた空港とする事を目指しています。
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アジアでは各国の空港間で競争が激化しており、続々と新空港の建設や既存空港の拡張を予定しており、日本では成田空港に第3滑走路を建設することが決まっています。