カナダのウエストジェットは、早ければ2021年1月21日にもB737MAXの運航を再開する予定であることを明らかにしました。
現在までにカナダ航空当局は、B737MAXに対して正式な運航再開認可を与えてませんが、2021年1月21日にも再認可される見込みであることから、それに向けて同社は準備を進めているとしています。
まず1月中旬から本格的にテスト飛行を再開するとし、承認後はカルガリー~トロント線に投入する予定で、週に3往復運航する予定とし、初便はWS658便となる予定です。
同路線は1日6往復していることから、利用客は柔軟に運航便を選択あるいは、変更する事ができるとし、同機の運航便に搭乗を希望しない利用客にも対応できるとしています。今後は状況を注視し、段階的に運航路線・便数を拡大する計画としています。
今回の運航再開に際し、ウエストジェットのEd Sims CEOは『FAA、EASA、各国の航空当局が1年以上をかけて同機を調査し、ソフトウェア、パイロットトレーニング、メンテナンス要件の変更を推奨しその改善を行いました。特にパイロットのマニュアルやトレーニングに追加の要件を規定したカナダ運輸省の認証チームによる慎重かつ詳細で独立した精査は、同機の安全性に更なる自信を与えてくれました。私たちは、同機を必要としないお客様がいることを念頭に、透明性と柔軟性を提供しつつ、安全な運航を通じてこの機材に対するお客様の信頼を回復することに専念していきます。』とコメントしています。