ポルトガルのアゾレス航空は、A321LRでリスボン~ボゴタ間を9時間49分で飛行し、同機の商用飛行最長飛行機録を更新したと発表しました。
この記録は、2021年1月3日のリスボン発ボゴタ行きのチャーター便のS46865便となり、同都市間は約7,800kmとなります。なおこれまでの記録は、昨年10月にエアトランザットが記録したモントリオール~アテネ間の8時間40分のフライトとなり、約1時間多く飛行したことになります。
A321LRは、ピーチやジェットスタージャパンも導入予定の機材で、新型コロナウイルスの影響がなければ昨年に受領し中長距離路線に進出する予定としていました。
また2023年には、A321LRよりも航続距離を伸ばしたA321XLRが就航する予定となっており、既に大量受注に成功し、今後ナローボディ機で長距離国際線が運航されることが多くなると予想されます。日本線関連では、同機を発注しているオーストラリアのジェットスターが日本線に投入することを検討している事に言及しています。
新型コロナウイルスの影響により、アフターコロナではリスク管理がしやすいナローボディ機が好まれる傾向になるとみられており、近い将来長距離国際線においてナローボディ機に搭乗するのはごく自然な光景となることが予想されています。Photo : Azores Airlines