現地時間2021年1月9日、インドネシアのスリウィジャヤ航空のジャカルタ発ポンティアナ行きのSJ182便の交信が途絶え墜落したとみられる事故で、捜索当局は、遺体の一部を発見したと発表しました。
乗員乗客62名が搭乗していた同機(B737-500型機)は、離陸4分後に高度3,300メートルから60秒で高度75メートルまで急降下し、そのまま海へ墜落したと考えられています。墜落地点周辺の島民は、2回の爆発音を聞いたと話しているほか、船から墜落を目撃したという漁師は、稲妻のように海に投入して水中で爆発した。当時は大雨だったが爆弾か津波かとと思ったと話しており、既に当局は墜落と断定しています。
また墜落地点とみられる周辺海域からは、航空機の残骸や遺体の一部、洋服、救命胴衣、車輪、ジェット燃料などが発見されているほか、航空機から出される信号も検知したことが発表され、当局はおおよその機体の位置を絞り込んだとし、ダイバーを投入し海中の捜索を行っています。
捜索はラキ島とランカン島の間で行われており、機体を発見した際は、状況をみて引き上げを行うか判断するものとみられています。Photo : Kiki Siregar