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イースター航空が正式に会社更生法を裁判所に申請 裁判所が事業継続の可否を判断へ

2021年1月15日、韓国のLCCのイースター航空が正式に裁判所に会社更生法を申請したことがわかりました。

既報の通り、同社は会社更生法を申請すると当サイトで報じましたが、当初想定された日時よりも早い申請となりました。これによりイースター航空は、申請が受理され再生が決定すると、裁判所主導の下再建を目指すことになります。

今後は裁判所が再生の可能性や、第三者の買収の可能性などを審理し、企業再生計画と財産保全するかどうかを決定することになりますが、競争の激しいLCC市場において、申請が受理されない可能性も指摘されています。

イースター航空は、当初からのこの可能性を考慮して、先行して売却先を見つけようとしていましたが、世界的にワクチンの接種が開始されたことなどを受け、今後航空業界が好転する可能性が見えてきたことから、裁判所に更生法が受理される可能性が高いと踏んで申請したものと考えられています。

なお今回の申請においてイースター航空は、新型コロナウイルスにより旅客需要が減少し、LCCの過度な競争により運賃が下落したことで経営が悪化したことを申請理由としています。Photo : EASTAR JET

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