韓国のLCCのイースター航空は、早ければ来週にも裁判所に会社更生法を申請する計画であることがわかりました。
イースター航空は、パンデミック以前から経営状況が悪化していたことから、チェジュ航空に自社を売却する契約を締結していましたが、途中交渉が折り合わず、チェジュ航空側から契約解除とされたことにより窮地に追い込まれていました。
その後イースター航空は、新たな売却先を見つけるために奔走していましたが方針を転換し、先に会社更生法を申請してから、裁判所主導の下新たな売却先を選定する計画に変更した模様です。
昨年の時点では、航空業界の先行きが不透明であったことから、裁判所に会社更生法を申請しても受理されず破産に進む可能性が高かったものの、現時点ではワクチンの接種が開始されたことなどにより、状況が変化し裁判所も受理する可能性が高いとの判断で、申請を行うとみられています。
これまでに買収の意向を示している企業は、建設会社1社と金融業者1社と私募ファンド2社の計4社があるとされており、裁判所が承認した際は、運航は継続できる見込みとなっています。なお一部の韓国メディアは、今後誕生するLCC3社(ジンエアー・エアプサン・エアソウル)の統合会社に対して競争力が無いことから、申請が受理されない可能性も十分にあるとしており、裁判所の判断に注目が集まります。参考記事:nocutnews Photo:Easter Jet