ヴァージンアトランティック航空は、保有する2機のB787-9型機のセールアンドリースバックが完了したことを発表しました。
今回Griffin Global Asset Management 社(以下Griffin社)との間で行われたセールアンドリースバックは、手元の資金を厚くすることが目的となり、今回2機を売却したことで、最大7,000万ポンド(約100億円)の資金を確保したとみられています。この取引により同社は、キャッシュポジションをさらに強化することができ、健全なバランスシートを備えた持続可能な収益性のあるエアラインになると確信しているとしています。
またこの発表に際し、ヴァージンアトランティック航空のOliver Byers CFOは、『私たちは新年に向けてバランスシートを強化するために追加の資金調達の機会を模索し続けてきました。Griffin社と提携し、2機のB787-9型機による資金調達の機会を得られたことを嬉しく思う』とコメントしています。
新型コロナウイルス以降、手元の資金を厚くするためにセールアンドリースバックを行うエアラインが増えており、日本でもANAが検討しているものとみられています。Photo : Virgin Atlantic