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ANA、2021年度事業計画を策定 大型機の使用割合は2020年度比で5割削減し、小型機は3割増加

ANAは、2021年度の国内線航空輸送事業計画を策定したことを発表しました。

新型コロナウイルスの影響による需要変動を都度的確に見極め、柔軟性をもち機動的に対応するため、運休・減便が発生した場合については、引き続き月次で発表し、需要回復が見込まれる場合は、機材の大型化・増便で適切に対応するとしています。

また国内線の大型機の早期退役を進めるとともに、国際線機材を一時的に国内線に配置するなど、環境負荷の低い中小型機を使用して運航費用を徹底的に抑制します。これにより大型機の使用割合は2020年度当初事業計画比で5割削減し、小型機は3割増加となります。

【運休減便】
通年の運休・減便

Photo : ANA

期間減便・期間運航化◆

Photo : ANA

需要動向や競争環境を踏まえて、一部路線で運休・減便を行うとともに、季節による需要波動の大きい路線においては期間運航化により路線を維持し、収益性の向上を目指します。そして国内線を収益の柱と位置付け、収益の見込める路線においては積極的なネットワーク再編を行い、収入拡大を図り、夏季期間においては、プレジャー需要が高い沖縄・北海道方面の期間増便や羽田~宮古線の増便を行います。

【増便・再開】
◆通年の増便◆

Photo : ANA

期間増便、高需要路線の増便◆

Photo:ANA

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